サッカー・日常日記・FFXI
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我那覇問題は終わらない その3 残された課題 ![]() 参考雑誌:「サッカー批評 39号」 発行元:「株式会社双葉社」 著者:ミカミカンタ氏 参考資料: ■我那覇弁護団が裁定後に発表した御礼■ http://sportsassist.main.jp/documents7/7-3.supporterreport2008.6.3.pdf ■CAS裁定書 Jリーグ参考訳■ http://www1.j-league.or.jp/release/20080528-02.html 我那覇問題は終わらないその1 議事録改竄 我那覇問題は終わらないその2 ドクターの思い CAS裁定が下されたのは今から丁度一ヶ月前にあたる5/27です。この一ヶ月にあった出来事は以下の通りです。 ●CAS裁定 (5/27) ●翌28日、公式記者会見 その際のJリーグ側のコメント ・鬼武健二・Jリーグチェアマン「CASの裁定に従う。我那覇選手には1年間、精神的につらい思いをさせ、申し訳なかった。今回の裁定がドーピング違反か否か判定されず、残念であり困惑している」 ・羽生英之・Jリーグ事務局長「我那覇選手には真摯(しんし)に対応したい。現時点では6試合の出場停止処分を記録から削除するとしか申し上げられない」 ・原秋彦・Jリーグ代理人弁護士「争われたドーピング違反かどうかが判断されず、驚きを禁じられない。Jリーグのドーピング違反の認定が間違ったと言われたわけではない」 ●翌29日、川崎フロンターレが罰金1000万円の返還を書面にてJリーグに要求。これに対してJリーグは以下の通り ・羽生英之事務局長「われわれはドーピング違反があったと認識している」と主張、さらに「(裁定)全体の論旨からすればわれわれは間違っていない」 ・鬼武健二チェアマン「文書を出してもらって、できるだけ前向きに処理する。かたくなにノーと言うつもりはない」と返還に含みを持たせた ●6月4日 Jリーグ側が態度を軟化。制裁金1000万円の返還へ http://www.nikkansports.com/soccer/news/p-sc-tp0-20080604-367978.html ●6月10日 文教科学委員会にて、友近参議院議員が本件についての質疑応答がなされる http://www.webtv.sangiin.go.jp/webtv/library/reference.php?page=1&cd=2773&tx_mode=consider&sel_kaigi_code=0&dt_singi_date_s=2008-01-18&dt_singi_date_e=2008-06-20&tx_speaker=%CD%A7%B6%E1&sel_speaker_join=AND&tx_anken=&sel_anken_join=AND&absdate=no&sel_pageline=10&dt_calendarpoint=2008-05-27&abskaigi=no ※冒頭の10分が友近議員の質疑ですので是非ご覧下さい。 ●6月24日 CAS裁定後、初めてのJリーグ理事会が開かれるが、本件についてのニュースリリースは一切なかった。 上記の通り、この件に関する公的な情報としては、6/10が最後になっているのが現状です。各メディアも、6月前半を境に、パッタリこの事件についての報道が無くなっています。この空白の半月の間に何が起こっているのか、知るよしもありませんが事件が風化の気配を見せていることが、私としては残念でなりません。なぜなら、後藤ドクターや我那覇選手が立ち上がった結果として見えてきた数々の問題がJリーグには残っているからです。 まずは、今回の『冤罪』をでっちあげてしまったJリーグ理事会の責任が問われていない点。そして未だに、Jリーグのドーピングコントロールについてはローカルルールを貫き、その一例としてJリーグ(及びJFA)はJSAA(日本スポーツ仲裁機構)への申し立てを受けない立場を貫いている点があげられます。 理事会については本来責任を問うべき立場のJFAからそういった動きは一切見られません。また、Jリーグ理事会にも『監事(※)』として松岡和良氏、宮裕氏の2名が名を連ねておりますが、民法第59条及びJリーグ定款第16条(※)に記載されている監事の職責を彼らは果たしていると言えるのでしょうか? 本件では、我那覇側の被害について取り上げられることが多いですが、CAS裁定まで事を大きくした結果、英文の翻訳費用・弁護士費用・その他経費などの莫大な資金がJリーグ側からも投入されているはずです。そういった形に残る実費はもちろんのこと、本件に費やしたマンパワー・タイムリソースは計り知れず、これらはすべてトップ及び理事会の誤った判断によって生まれた明確かつ甚大な『損失』です。そしてその責任は、ほんの数十秒の口頭謝罪で許されてしまうものなのでしょうか? また、JSAAでの仲裁を受けないJリーグの姿勢を改めなければ、Jリーグとそれに所属する選手等の間で紛争が起きた時、上記の損失がまた繰り返されることとなってしまいます。そして、『願う会HP』でも指摘されている通り、『警察官と検察官と裁判官を同じ人間が務める』Jリーグのシステムが改められなければ、必ず同じような悲劇が起こってしまいます。 残された課題については、JリーグとJリーグに関わるチーム・選手その他すべての人を守る為に、そして公益性のある社団法人としての責務を果たすために、道義的にも実質的な財産を守る為にも『CAS裁定が出たからハイ終わり』で済ましていい問題ではないと思います。そして、本来それは6/24の理事会で取り上げられてしかるべき議案だと私は思うのですが、07年4月24日の新聞報道以来、処分の決定からその手続き、事実誤認への対応、ダメージコントロール、すべてに失敗し続けている現Jリーグ理事会員にこれ以上何かを求めても無駄なのかもしれません。一連の流れで多くの方が感じているであろう、JFA・Jリーグの馴れ合い・腐敗は、もはや自浄効果を期待できる物ではないのかもしれません。 では、誰が本来立ち上がるべきなのか。それは、事件の当事者であり、社団法人日本プロサッカーリーグの正会員にして総会開催の請求権を持つ株式会社川崎フロンターレなのではないでしょうか。 我那覇問題は終わらない その4 へ続きます ※民法第59条 (監事の職務) 監事の職務は、次のとおりとする。 1.法人の財産の状況を監査すること。 2.理事の業務の執行の状況を監査すること。 3.財産の状況又は業務の執行について、法令、定款若しくは寄附行為に違反し、又は著しく不当な事項があると認めるときは、総会又は主務官庁に報告をすること。 4.前号の報告をするため必要があるときは、総会を招集すること。 ※Jリーグ定款第16条も上記とほぼ同意 ちなみに違反した際は刑罰ではなく民事訴訟の対象となり損害賠償請求を求められる場合がある |
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